外国語の単語を覚えようとして、単語帳を何度も読み返したのに、いざ使おうとすると出てこない――よくある悩みです。これは努力が足りないのではなく、「眺める」という勉強のしかたが、記憶に残りにくい方法だからかもしれません。
学習や記憶についての研究では、覚えやすくするための方法がいくつも調べられています。ここでは、その中でもよく知られていて、今日からすぐに試せる3つのコツを紹介します。
答えを見ながら読み返すよりも、答えを隠して自分で思い出そうとするほうが、記憶に残りやすいことが知られています。心理学では「想起練習(テスト効果)」と呼ばれ、たくさんの研究で確かめられてきました。
思い出そうとして、うまく出てこなかったときこそ効果があります。間違えたら答えを確認して、もう一度思い出してみましょう。
同じ時間を使うなら、一度に長くまとめて覚えるよりも、日をあけて何回かに分けて復習するほうが、長く覚えていられることも分かっています。「分散学習(間隔効果)」と呼ばれるものです。
たとえば、覚えた日の翌日、数日後、1週間後……と、少しずつ間隔を広げながら復習していくのがおすすめです。1回の時間は短くてかまいません。
単語は、つづりと日本語訳だけを1対1で覚えるより、どんな場面で使う言葉かと一緒に覚えると思い出しやすくなります。説明文を読んで単語を当てる、自分で短い文を作ってみる、といった方法が効果的です。
また、言語によっては、同じものでも呼び方の範囲が少しずつ違います(たとえば日本語の「青」と英語の blue は、指す色の範囲が完全には一致しません)。こうした違いに気づくことも、単語を深く覚えるきっかけになります。
| コツ | 使えるツール | やり方の例 |
|---|---|---|
| 思い出す | 多言語クロスワード | 英語や韓国語のヒント(説明文)を読んで、答えの単語を思い出す |
| 間隔を空ける | 多言語クロスワード・これは何色? | 同じお題・同じレベルに、数日おいてもう一度挑戦する |
| 意味とセットで | 世界の言葉でなんて言う? | 覚えたい単語を引いて、ほかの言語での言い方や発音、注意したい意味もあわせて確認する |
どの方法も、続けることがいちばん大切です。1日5分でもかまわないので、ゲーム感覚で取り入れてみてください。
この記事で紹介した方法は、多くの人に効果が見られるとされる一般的な学習のコツです。合う・合わないには個人差があるので、自分が続けやすい形にアレンジしてください。
文字数カウントなどの無料ツールに文章を貼り付けても大丈夫?ブラウザ内で処理が完結する仕組みと、データが外部に送られていないかを自分で確かめる方法を解説します。
緑色に見える信号を、なぜ日本語では「青信号」と呼ぶのか。呼び名の歴史と、日本語・英語・韓国語の色の名前の違いをくらべながら紹介します。